10月320回例会のご案内

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※ 午後時間の開催です。
※ コロナの感染状況が減少傾向にあるため、今回は会場(氷川区民会館)で対面で行います。リモートの配信もあります。

前半 演題と発表者 文化地質学から読み解く北海道・樺太の宮沢賢治 加藤碵一(かとう・ひろかず)氏
 
 賢治は北海道を三回訪れている。特に、第二回目はサハリン(樺太)まで一人旅を行った。翌年刊行された『春と修羅』には、このとき着想された北海道・カラフトに関する作品群が数多く掲載され、その後も『或る農学生の日誌』『サガレンと八月』他の散文作品がある。明治38年ポーツマス条約によって南樺太の領有権を得た日本は、大正7年のシベリア出兵を機に、さらに北方への足場を固めようとしていた。その一環として 大正11年宗谷線(旭川~稚内)が開通し、翌年(2回目の旅行の約3か月前)には、北海道の稚内港と樺太の大泊港を結ぶ連絡船の定時運行が開始され内地から樺太までの旅行を可能にさせた。賢治が学びえた盛岡高農所蔵の北海道・樺太関連資料(『樺太地誌』や地質図ほか)及び賢治蔵書、さらに東京地学協会による明治40年の「樺太島巡検旅行」及びその前後の調査報告等をもとに江戸~明治・大正期のいわば「北域」に関する時代背景を賢治と共有し、関連作品を文化地質学的観点から評釈したい。
(産業技術総合研究所名誉リサーチャー) 会場での対面発表の予定です。

 
後半 演題と発表者 『宮沢賢治 短歌百首(仮称)』について 同編集委員会
 
 奇数月の読書会では、ここのところ短歌八百余首を読み進み、先月完了しました。これまでの読書会の成果をどの様にまとめるかについて、検討を重ねてまいりましたが、百首を選ぶこととし出版を目しています。過去の『文語詩の森』と同様、会員から執筆者を募りまとめる所存です。今回はその説明が中心となります。
1 短歌百首の概要・趣旨 大島丈志
2 宮沢賢治短歌の魅力と執筆のすすめ 大角修
3 4頁バージョンの体裁 村上英一
4 百撰案 暫定の百首について 坪谷卓浩
5 短歌読書会 山崎善男
 『宮沢賢治 短歌百首(仮称)』 準備委員会(大島丈志、大角修、村上英一、松岡康子、坪谷卓浩)
 会場での対面発表の予定です。

お申し込みについて

  1. web「例会」申込みフォームよりお申込みいただいた方に招待状を送付します。参加のご意思とお名前とメールアドレスをお知らせください。
  2. 過去にお申し込みをいただいている方はそのまま有効です。再度のお申し込みは不要です。
  3. web「例会」と、web「読書会」はそれぞれ分けて扱いますので、各々お申し込みください。
  4. 参加を取りやめる場合はご連絡をください。
  5. 会員でない場合はどうしたら良いか。「会員ではないけれど……」説明のページを用意しました(2022/1/25加筆)。

例会についての説明(再掲・一部修正)

  1. 一昨日(9月19日)の東京都における感染者数は4,000人ほどで、二ヶ月前に比べかなり減少しました。それでも現在の7波に対して、5波、4波の時より多いわけですから、感覚はあまり当てになりません。各位におかれましてはご判断の上参加方式を選択して下さい。
  2. リモート方式のweb「例会」は会員限定です。会員は、所定の会費を納めている必要があります。メールアドレスに関連付ける事務作業が必要なため、例会前々日を締め切り日とします。メーリングリストを作成しBCCでお知らせします。
  3. リモートのシステムはZoom会議をベースとします。発表者は原則一名です。質疑応答を行います。
  4. 参加者には回線の金銭的負担が発生します。特にWiFi(自宅等で使用する専用のネット回線)以外の電話回線やスマホなどの場合、予想外の金額になる可能性もありますのでご注意ください。
  5. 本web「例会」を原因とした損害が生じても会は責任を負いません。
  6. 個人情報は、今までどおり、本会の運営目的以外には使用しません。
  7. 今までに「招待状が届かない。」と言った障害情報が寄せられることがありました。お申し込みについては必ず返事をする様にしています。招待状は例会資料などと併せ、前々日の24時(日本時間)までに送付することとしています。もし、招待状が届いていない様な状況であれば、例会等の開催時まで、再度、申込みフォームを利用してご連絡を下さい。招待状が届かない原因としては、事務局のミス、メールアドレスの不完全、迷惑メールに選別されていた、何らかの通信障害などがありました。
  8. リモート方式のみの例会終了後、web懇親会(雑談の時間、アルコールOK)を行ってきましたが、会場での例会等がある場合は省略しています。

 それではよろしくお願い申し上げます。

ご案内「ホームページの障害発生に伴う対応など」(重要)
 2022年1月に、本ホームページに障害が発生し、対応を検討しましたが、根本的な入れ替えなどが必要と判断しました。まだ、修正は未完です。ご迷惑をおかけします。(補足説明・修正状況)

Posted by 外山正

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